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Tomoさんのしあわせ妊娠生活 
陣痛の始まり (出産)

 陣痛の始まり (出産)



2005年8月12日から、また入院生活が始まりました。
「これで最期だ、8月16日になれば、赤ちゃんと会えるんだ」と自分に言い聞かせていましたが、何せ入院した部屋はLDRから一番近い部屋!
陣痛で苦しんでいる声が結構聞こえてきます。

「そんなに痛いんだろうか、やっぱり痛いよな」と、今まで出産に対しての恐怖が無かったのに、急にドキドキしました。そんなときは、新生児室に行って赤ちゃんを眺めたりしていました。
おしるしはだんだんと減ってきていましたが、8月15日の朝にまたちょっとした出血があり、その後から生理痛のような痛みが少しずつ湧き上がってきました。
定期的な波のような痛みだったので、時間を計ってみたら7分間隔。ナースコールして、
分娩監視装置を付けてもらいました。さらに旦那と実家に電話して「陣痛来たよ」と告げると、あわてて家族が病室にやってきました。

・・・が、昼になっても一向に痛みの感覚が短くなりません。
分娩監視装置を何度となく付けますが、お腹の張りも微弱です。
実母は「一旦帰るわ、お盆だし、親戚の集まりがあるからさ」と帰ってしまいました。

その後、夕方になっても一向にお産は進まず、とりあえず子宮口を見ると5センチまで開いています、と言われました。8時にようやくLDRに入りましたが、痛みは7分間隔から殆ど変わらず、「こんなもんなんだろうか」と拍子抜けしました。
「今夜中に生まれるんじゃないかな」と担当医は仰っていましたが、時間ばかりが過ぎてお産は進みません。体力が消耗されていき、汗がタラタラ流れていくのと喉がとても渇いていたので、旦那にひっきりなしに水を飲ませてもらっていました。

11時ごろから2分間隔にまで痛みが強くなってきて、実母に腰をさすってもらっていましたが、待ちくたびれたらしい実母は、半分寝ながらさすっていました(笑)
「もう、いきみたい・・・」と助産婦さんに言ったところ、「子宮口が今、9.5センチだから全開大になるように手を入れて広げるから、いきんでいいよ」と言われてようやく力を入れ始めましたが、うまく痛みの波が来ないので、いきむタイミングが分かりません。陣痛も、2分間隔だったのが、5分になったりしていました。

「12時から、陣痛促進剤を使うからね」と説明を受けて投与、それでも陣痛は思うように来ず、促進剤の量を少しずつ増やされていきました。いきんで、次の痛みが来るまでの間が結構長いので、助産婦さんや看護婦さんも手持ち無沙汰だったようで、雑談をしてました。私一人が汗をタラタラ流して、「もう・・・疲れた・・・」とぐったり。それを何度も繰り返して、ようやく赤ちゃんの頭が見え隠れしはじめました。

「何かが股に挟まってる」と感じたときには、完璧に赤ちゃんの頭が見えて「もう少しよ!」と助産婦さんに励まされました。それで「よし!」と持ち直し、またいきみ始めました。
担当医が入ってきて、旦那が術衣を着て入ってきたときはすでに8月16日の午前2時。
旦那は、看護婦さんたちの後ろを通り抜けて私の足元へ移動しようとしていたので、
「ちょっとあんた、どこに行くのよ!」というと、「え・・・あっちから出産が見たい・・」というので、「やめてよっ!!!」と怒ると、「今、出産中なのに余裕だねえ」と先生と助産婦さんから笑われてしまいました。

もう一息で生まれる、というときなのに、次の痛みがくるまでに5分近くかかりました。
「痛みが・・・来ます」と私が言うと、助産婦さんが「いきんで!」と声をかけてくれ、何かでサッと股間をなでられたような感覚がありました。「切られた!」と思ったとき、何かが私の股間の出口近くでじたばたと動く感じがあり、陣痛より何よりも痛かったので、「痛――――い!!!!」と叫ぶと「おぎゃああ!!!」という声がして、赤ちゃんがやっと誕生してくれました。

分娩時間30時間。生まれた赤ちゃんは2338gと小さめですが、元気な女の子でした。
すぐに抱っこさせてくれて、「はじめまして」と声をかけて手を握りました。
小さな小さな手でした。
今、この小さな赤ちゃんが自分の中から出てきたとは思えなくて、不思議な気持ちと、「終わった」という興奮や満足感が入り混じっていました。




(2005/11/6 更新)