妊婦のダイエットで、子供の生活習慣病のリスクが高くなる危険
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「妊娠中の過度のダイエットにより、子供が成長期に肥満になりやすい」
というニュースを取り上げましたが、今回は行き過ぎたダイエットなどにより赤ちゃんの体重が足りなくなってしまう「低体重児」の問題です。(毎日新聞より抜粋)
東大大学院の福岡秀興助教授(発達医科学)によると、生まれたばかりの赤ちゃんの平均体重は、1980年には3194グラムだったが年々減り続け、03年には2982グラムになり、その間に2500グラム未満の「低出生体重児」は、全体の5%から9%(ほぼ10人に1人)の割合にまで増えた。
福岡助教授は「小さく生まれた子供は、高血圧や糖尿病、動脈硬化、高脂血症など生活習慣病になるリスクが高いことが分かってきた」と話す。
生まれたときの体重が軽いということは、胎内での栄養状態が悪く、十分に発育できなかったことを意味し、それが将来の糖尿病や動脈硬化などの原因の一つになるという仮説を、英サウサンプトン大学のデイビッド・バーカー教授(環境疫学)が「出生児の体重と成人してからの冠動脈疾患による死亡例のデータをもとに」20年以上前に唱えました。
その後、米国やノルウェー、フィンランドでも同様の研究結果が報告され、発症メカニズムが動物実験で明らかにされつつあります。
金沢医科大の三浦克之助教授らは、65〜74年に生まれた男女4626人について、乳幼児期と20歳時の健診データを追跡調査しました。その結果、生まれたときの体重が400グラム軽くなるにつれて、20歳時の最高血圧が男性で1.6ミリHg、女性で1.0ミリHgずつ高くなることが分かり、出生時の体重が軽いほど血中コレステロール値が高い傾向も見られました。
三浦さんは「胎児期に栄養状態が悪いと腎臓の機能が十分に発達せず、塩分の負荷にうまく対応できなくなるのではないか」と推定しています。「高血圧には塩分の取り過ぎなども関係しており、胎児期の栄養だけが原因ではありません。しかし、出生児の1割が2500グラム未満という現状は憂慮すべき事態だ」と語っています。
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