〜妊娠、天使に会うための10ヶ月〜
 母乳育児のすすめ
 
● 初乳とは
お産のあと、4〜5日目までの母乳を「初乳」といいます。
赤ちゃんにとって母乳は理想的な栄養ですが、なかでもこの初乳には、赤ちゃんを病気から守ってくれる成分(免疫抗体やラクトフェリンなど)が多く含まれています。
また、胎便(赤ちゃんの始めてのうんち)の排出を促す作用もあります。

いわば、初乳は赤ちゃんによいものがぎゅっとつまった極上のおっぱい。
ぜひとも、この初乳を赤ちゃんに吸わせるようにしましょう。

母乳と言えば白いものだと思われていますが、初乳は写真のように濃い黄色をしています。
これが産後日が経つにつれて、徐々にクリーム色になり、乳白色に変わっていきます。

出産後3日目の初乳はこんなかんじでした ↓


出産後10日目くらいにはこんな感じのクリーム色です ↓


● 母乳育児のメリット
母乳育児は、赤ちゃんとママの両方にメリットがあります。

<赤ちゃんにとってのメリット>
・ 母乳は栄養価が高く、免疫物質も含んでおり、赤ちゃんにとって最良の栄養である。
・ 赤ちゃんの未熟な消化・吸収機能にも合っているので、無理なく栄養分を摂取できる。
・ 脳の発達に作用するDHAなどの成分を多く含んでいる。
・ おっぱいを吸うことで、あごや舌の筋肉が発達する。
・ お母さんの肌のぬくもりを感じながらおっぱいをもらうことで、情緒豊かな心を育てる。

<ママにとってのメリット>
・ 赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことで、子宮の収縮が促進される。
・ ママの産後の体のシェイプアップにつながる(母乳を飲ませていると太らない)。
・ 母性がはぐくまれ、ストレスが軽減できる
  (赤ちゃんにおっぱいを吸われたり、見つめられたりすると、プロラクチンという
   ホルモンが分泌され、母乳を作ると同時に母性を育てます。)
・ 母乳育児をした女性は、統計的にみて乳がんにかかる率が低いといわれている。
・ 粉ミルク代がかからない。調乳の手間が不要。


生まれたばかりの赤ちゃんの口元に乳首を近づけると、しっかりとそれを口に含み、力強くおっぱいを吸ってくれます。これは赤ちゃんが生まれながらに持っている「吸綴反射(きゅうてつはんしゃ)」によるものです。

「吸綴反射(きゅうてつはんしゃ)」とは、唇や口の周りに何か触れると吸い付いてくる反射のことで、この反射があるからこそ、赤ちゃんは生まれてすぐでもちゃんとお母さんのおっぱいを探し当てて、吸うことができるのです。

一生懸命におっぱいを吸う赤ちゃんの様子は、本当にかわいいものです。
赤ちゃんがおっぱいを飲んで満足そうに眠る様子を見ているとしあわせな気持ちになります。
この気持ちの積み重ねが、育児への自信につながっていくのではないでしょうか。


『 いちばん最初に赤ちゃんの消化器を通るものは、

その子を生んだ母親の初乳であってほしいと思います。』


                   〜内藤寿七郎博士著「育児の原理」より〜


※粉ミルクによる育児を否定しているわけではありません。
さまざまな理由から母乳育児をすることができない場合には、
粉ミルクを使うことが赤ちゃんの発育のために必要だと思います。


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