〜妊娠、天使に会うための10ヶ月〜
  出産当日の様子(陣痛開始〜出産まで) 
 
   出産日:2005年 1月 30日(日) 午前 3:47
 

2005年1月27日に妊娠39週に入り、健診で赤ちゃんが下がってきているとは言われたものの、子宮口がまだ開いていないね、と言われていたので、やっぱり予定日(2/3)ころになるのかな?と思っていた私。
2005年1月29日の夜、いつものように夕食を食べ、お風呂に入り、そろそろ寝ようかというころになって、なんだかお腹(子宮)が張る痛みを感じるようになってきました。
でも、まだその痛みは微弱なものでしたし、「本当に陣痛かな〜? このまま痛みがひいていっちゃうんじゃないかな?」と半信半疑の状態でした。

そのままベッドに入ったのですが、どうにも寝付けません。
(痛みのためと言うよりは、気になって仕方なかったため。)
しばらくして夫は寝息を立て始めたのですが、私はどうにも気になって出産用の入院グッズなどを見直したり、私が入院する間の長女の衣類などを整理していました。
そうこうするうちに、張り(痛み)の感覚が短くなってきて、「ああ、間違いない。多分これは陣痛だ!」と確信がもてたので、病院に電話をし、「多分陣痛が来ていると思うので、これからそちらに向かいます。」ということを告げました。(二度目の出産だけあって、なんだか妙に冷静でした。)
それから夫を起こし、長女を隣に住む義母に預けて、車で病院へ向かいました。

深夜1時過ぎ、病院へ着くころには痛みの感覚も短く(10分間隔くらいに)なっており、トイレを済ませるとすぐに下着を取って分娩台の上に横になるように言われました。
助産婦さんに触診(内診)をしてもらって、子宮口の開きを見てもらうと、すでに5cm開いていました。
(※全開時で、10cm開きます。10cmになったら、いきんでよいと言われます。)

本来ならばこの状態からもう少し子宮口が開くまで(8cmくらいになるまで)、隣の陣痛室で待機することになるのですが、深夜でほかにお産の人もいなかった上、経産婦でお産の進行が早そうだ、ということでそのまま分娩台の上にいるように言われました。

そのうちにどんどん痛みが強くなってきて、その強い痛みの波が数分間隔でやってくるようになりました。
ひとつの痛みの波を乗り越えて体の力を抜いていると、すぐまた次の痛みの波がやってくる・・・という状態。
分娩台の隣には夫が付き添ってくれていたので、ずっと夫の手を握り、痛みの波がやってくるたびにギューッとその手を握り締めて、爪を食い込ませていました。

あまりの痛みに「もうだめー! 助けてー!!」と泣き言をもらす私。
夫と、助産婦さんに「赤ちゃんも苦しいけどがんばっているんだから、お母さんもがんばらなきゃ!」と励まされ、
どうにかこうにか痛みをこらえます。というより、こらえるしかないです。
ここまできて「やっぱり産むのやめます。」というわけにはいかないですから。

突然、股のあたりでとろっと何かがでてくるのを感じました。破水です。
いよいよその瞬間が近づいてきているのだな、と思い、どきどきしてきました。
この苦しみ(陣痛)もあと少しで終わるのだと自分に言い聞かせ、がんばろうと思いました。

それから、いきみたい(=出したい)感覚が押し寄せてきて、「もういきんでいいですかー!?」と泣きそうな声で助産婦さんに尋ねますが、子宮の開きを見てもらうと9cmとのことで、「まだいきんじゃだめ! いまいきむと裂けちゃうよ!」と言われます。
そうは言っても、いきみたくていきみたくて仕方なく、「ああ、もうだめ、もうだめー」と叫んでいるうちに、どうにかこうにか10cmまで開いたらしく、そこでドクターが来て、(※お産のときはぎりぎりのところまでは助産婦さんだけがいて、最後の会陰切開および縫合のところだけドクターが来ます。)、会陰の部分をメスで切開しました。
(こうすることで赤ちゃんの頭を出やすくします。切開しないと裂けてしまうことが多いようです。)
このときは麻酔なしで切開するのですが、そのメスの痛みよりも陣痛のほうが激しいので、切られる痛みはあまり感じませんでした。

切開後、いきんでいいよと言われ、一回目のいきみで、なんとするっと赤ちゃんが出てきました。
長女の出産のときには、いきんでいいよと言われてからも結構時間がかかって何回も痛みの波を乗り越えた記憶があったので、まさか一回目のいきみで赤ちゃんが出てくるとは思いもしませんでした。

取り上げられた赤ちゃんの頭を見つめながら、「ああ、終わった・・・」と思いました。
無事に赤ちゃんがでてきてくれたことと、陣痛の苦しみが終わったことで、自然と微笑がこぼれました。
隣にいる夫も嬉しそうで(一回目のいきみで出てきてしまったことに夫も驚いている様子でしたが)、「よかったね。おつかれさま。」というようなことを言って微笑んでくれました。午前3時47分のことでした。

赤ちゃんは一度私のお腹の上に乗せて触らせてもらったあと、助産婦さんたちがあわただしく産湯に入れたり、体重を測定したりとしていました。
私のほうは、赤ちゃんが出たあとで、今度は胎盤が出てきました。
このときは、軽いお産のような感覚で、弱い陣痛のような張りが一度きて、その後胎盤が出たのがわかりました。
長女出産のときは出てきた胎盤を見せてもらったのですが、大きなレバーのような赤黒い塊りだったことを覚えています。(今回の病院では、胎盤は見せてもらえませんでした。)

その後、ドクターに切開した会陰部分を縫合してもらいました。
(このときは麻酔をしてもらったのですが、この注射がかなり痛かったです。)
メスで切開した部分以外にも、尿道付近が少し裂けてしまっているということで、ここも縫っておかないと排尿時に痛みを感じるからということで、何箇所か縫われました。

最後に尿道に管を挿入して、排尿させてもらいました。
分娩直後は尿意を感じないことが多いそうですが、子宮収縮を促すために尿を排出する必要があるのだそうです。これもやっぱり痛かったです。

分娩後、2時間はその場で安静にして、その後個室のほう車椅子で移動しました。
長女出産のときは分娩後に自力であることはもちろん、立つこともできないほどだったのですが、今回は陣痛開始から約3時間での出産という安産だったので、体力も残っていたらしく、個室に入って自分でベッドに移ることができました。

個室では夫が待っていてくれて、改めて「おめでとう」と言ってくれました。
陣痛に耐えているときは永遠に続くような気がした苦しみもどこへやら、すごくすごく幸せな気持ちで横になることができました。

赤ちゃん、私たちのところに
生まれてきてくれてありがとう。

これからよろしくね、と新生児室にいるであろうわが子に思いをはせながら、いつの間にか眠りに落ちました。

      (2005年1月30日)
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